ガンプラ製作徹底解説 1/550 ミデア輸送機(旧キット) の作り方

発売月 1983年1月 / 価格 \300(当時)

機動戦士ガンダム  1/550スケールプラモデル
1/550 ミデア輸送機の作り方・製作手順を細かく掲載します。

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ガンプラ ミデア
ミデア輸送機
機動戦士ガンダムシリーズ作品に登場 地球連邦軍の大型先述輸送機。
一年戦争時に物資補給及び輸送任務を担っていました。
「機動戦士ガンダム 」にて、ホワイトベースへの補給のために登場したのがTV初、マチルダ・アジャンの「そこのモビルスーツ、ホワイトベースにもどれ」の台詞はメジャー化なっております。

以降も幾度となくホワイトベースへの物資救援のために合流し、Gファイターやコア・ブースターも届けています。しかし輸送機ゆえ機銃程度しか武装がないため戦闘向きではなくジオン軍モビルスーツにいとも簡単に撃墜されています。
「迫撃 トルプル・ドム」でミデアでドムに特攻をしかけるシーンは有名。


DATA
全長/ 45.0m
全高/ 15.9m
全幅/ 67.7m
全備重量/ 245t
最高速度/ マッハ0.32

プラモデルは1983年1月に、第一次ガンプラブームのさなかに発売。

これより、組み立て方を徹底解説致します。
1/550 ミデア輸送機 解説


箱写真



完成写真

ドム3機 付属してますがまだ未完なので写真から外れてます。
1/550なので塗装が大変。

ミデアに貼られている連邦軍のマークは付属シールを使っています。


ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
後ろ。
ジェットエンジンには煤けウェザリングを施しました。


改良点・塗装について

改造や改良は施しておりません。そのまま組み立てております。

コンテナは開いた状態と閉じた状態が選択できますがどちらか選んだらチェンジできません。ただし本体から着脱できるので、
この部分だけパーツ取り寄せして両方作る方も多くいました。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
この写真は、開いた状態の組み立て中。


塗装は全面。
シンプルに水性ホビーカラー イエローのつや消しを筆塗りしています。

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
コクピットは水色ではなくてやや暗めのブルーグレーという色を使いました。

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
ローターはよもぎ色、
グレーはRLM75グレーバイオレットを使いました。
スミ入れはコピック0.03マーカーとタミヤエナメルカラー(スミ入れ用ハケ付き)を併用。



エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)


カラーガイド(説明書より)
1/550ミデア輸送機 色

作り方 徹底解説

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ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
パーツです。それほど多くはありません。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム 
機体を切り離します。
後部に細い突起があり、それが紛らわしく、根元から切断しないよう気をつけねばなりません。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
胴体を上下に貼り合わせます。
全面合わせ目消しが必要なヶ所ではありますが、エッジ部分なのであまり目立たないのでそのまでもいけそうです。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
機体を塗ります。
説明書にはオレンジイエロー、とあります。
私はイエローのまま塗りました。水性ホビーカラー・イエローにつや消し剤を混ぜて「フラット・イエロー」にして。
(フラット = つや消し)

コクピットの窓は水色だとおもちゃっぽく見える懸念があるため、やや沈んだ青を選びました。ブルーグレー です。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
つぎ、4基のジェットエンジンを組み立てます。
上下を貼り合わせて、合わせ目を消します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
ジェットエンジンの、吸気部。ランナーについている状態のままで、
塗装しました。

使用した色はグレーではなく、よもぎ色。水性ホビーカラーです。
(はみ出ている部分はあとで消去いたします)
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
黒く塗った反対側の排気部。
排気部は別パーツ(左の円盤型)があり、中に接着する構造です。

接着の前に、つや消し黒を塗り分け塗装します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
そして排気口を接着。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
こんな感じ。
タミヤウェザリングマスターの黒を使い、すすけた感を演出してみました。

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
吸気部を接着します。
エンジン自体はイエローにて塗装済みですが、吸気側はまだ。

接着してから、塗ります。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
機体背中に4基、まっすぐの向きになるように接着します。
この面、接着剤の塗りすぎに注意、です。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
4基がそれぞれよそ向いたりいびつにならないよう。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
両翼端についているエンジンを組み立てます。
こちらは吸気部が別パーツ。ランナーについている状態でよもぎ色にて塗っておきます。

この後、スミ入れですが、マーカーペンよりもタミヤエナメルカラー・ハケ付きボトル の方が効率いいです。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
2このパーツを貼り合わせ。
この合わせ目は消します。他のモールド(くぼみ線)を消してしまわないよう注意。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
吸気部ファンを奥へ貼ります。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
左右の2基ともパーツ番号は同じなので同時に作ってしまいます。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
忘れてたので翼についたあとの写真になってます。後部にも接着する円盤パーツ、これは噴射口なのですが、先に黒く塗ってから、接着します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
両翼端の2この穴へ、エンジン部を接着します。
向きはフィンのある方が前です。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

接着できました。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
次に、前のローター兼車輪部を組み立てます。
左右のパーツを貼り合わせ。ここの合わせ目はすべて消します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
裏面が黄色いままよりも、グレーや黒など暗いほうがらしく見えるので、
RLM75グレーバイオレット という水性ホビーカラーで塗りました。
ですがこの裏面塗り、裏写りして表側もグレーが透けてみえてしまいます。やらなくてもよかったかも。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
ローター部を接着します。
その前にぬります。フィン部はよもぎ色を使いました。
それ以外はグレー、RLM75グレーバイオレット を使いました。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

車輪がつけられる、自動車でいうホイールハウス、ですが、グレーで塗ってもいいのですが車輪接着でほとんど隠れるのでそのままでもよいかと。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
車輪を仕上げ中。
とにかく小さいので、ランナーについた状態である程度塗り仕上げておき、きりはなしてから跡を塗りつぶすようにしました。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
車輪をつけます。
接着剤は車輪より本体側のほうがやりやすいです。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

フロントギアは左右2対、計4この車輪を説着します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
前輪が完成しました。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
機首に接着します。
(ローターがよごれているのはスミ入れの仕上げ前だから)
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
垂直になっているかよく確認。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
かわって、尾翼系のパーツを作ります。
2つのパーツを貼り合わせ。
これも、翼以外の合わせ目は消します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

スミ入れですが、旧キットなのでだいぶヤレてきてまてして、直線にムラがついてきてまます。

ここをPカッターetcでスジ彫りして、整えてからスミ入れするのがセオリーなのですが、苦手な場合はそのままスミ入れしてもいいかと思います。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

スライド差し込み。左右差し込みます。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
差し込み前に接着剤を塗っておきたいですがさしこんだときに掻き出されてはみ出しの元となります。なので、塗る量に注意、です。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

水平尾翼、を接着します。接着剤ぬりすぎに注意。かといって塗らなさすぎだとすぐ外れます。

いっそのこと瞬間接着剤でくっつけるのもいいでしょう。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

つぎ、コンテナを組み立てます。
とびら以外の部分を、接着します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
とびらは、開いた状態と、この閉じた状態とが選択できますが一度きめたら変更できません。
ここのパーツだけ2コとりよせて差し替え、ていうのも当時ありましたが、今では再販ペースも落ち部品として取り寄せが可能かどうか・・・

この写真ではひらいた状態の組み立て。アーム部を2こ両端にしっかりと接着して、フタを接着します。その際内壁はグレーで塗るのがよいでしょう。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
私は飛行形態で製作したいので閉じた状態を選択ました。
閉じる場合は写真の通りフタを密閉接着してしまいます。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
ちょっと筆軌跡ついてますが、コンテナを塗り終えました。
ローターと同じよもぎ色使ってます。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
コンテナを機体下部に差し込むのはもっと後。接着不要、着脱できる仕様のようです。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
ここからは、左右の車輪部兼ローターを仕上げていきます。
これはローター。前のローターと同じくフィンはよもぎ色、それ以外はRLM74グレーバイオレットで塗りました。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
裏面をグレーで。
てきとうでいいです。ほとんど隠れるので。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
表面を塗ります。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
ローターを接着します。接着面が細く乏しいですが、ここははみ出さないように注意して接着、です。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム

車輪を接着します。
ローターが接着面少ないのを、この車輪接着で補う形となってますので、車輪は6基ともしっかりと接着させます。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
2基、製作します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
機体両端に接着します。
水平・垂直を要確認、です。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
これで、完成です。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
コンテナをつなぎます。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
最後に。
付属シールの、連邦軍の紋章を貼ります。
場所は主翼の左側。
ツヤがあるので、貼った後でつや消しクリアーを塗るのもアリ。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
下部も。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
UAFのシール。右翼に貼ります。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
B83 というシールを尾翼に貼るのですが、大きさが合いません。

今回はムリヤリ貼りました。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
おまけで付いている、3機分のドム。
前と後ろで接着して、合わせ目を消します。
ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
バズーカを持った右手を接着する前に、塗りしあげます。
ドムの色はHGUC ドムのカラーガイドを参考にしました。

完成
1/550 ミデア輸送機

ガンプラ ミデア輸送機 ガンダム
(ドム塗装はちょっとまってね)

この「旧キット 1/550 ミデア輸送機」作り方ページは、なるべく取扱説明書の順に
解説してありますが、効率化とかを考えて順序を変えてあるときもあります。

また、ガンプラの作り方は10人いれば10通りあるように、
この作り方がすべてではありません。

人によっては、この解説の中にも飛ばしていい項目もあれば、
足らない項目もあるはずです。

すべてを鵜呑みにせず、自分に合ったガンプラづくりを目指してください。
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