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ガンプラ解説 旧キット 1/2400 ザンジバル(1983年製品) の作り方

旧キット ザンジバル

旧キット・ガンプラ、1/2400ザンジバル級機動巡洋艦。作り方・製作手順をパーツ単位で詳細解説、掲載します。

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1/2400 ザンジバル 旧キットプラモデル の作り方

発売月:1983年3月
価格: 300(当時)


■ザンジバル級機動巡洋艦
《機動戦士ガンダム登場、ジオン軍所属・ジオン公国軍唯一の大気圏内外航行能力を持つ巡洋艦。シャアが乗艦していたのは「ラグナレク」という艦名。メカデザイン:富野喜幸(ラフ)、大河原邦男(クリーンアップ)》

◆DATA
分類    機動巡洋艦
艦級    ザンジバル級
所属    ジオン公国軍
全高    70.5m
全長    225m
全幅    221.8m
全備重量  24000t
推進機関  熱核ジェット/ロケットエンジン

武装
連装メガ粒子砲×1
固定メガ粒子砲×4 / 偏光型メガ粒子砲×4
火薬式連装主砲×1
連装対空砲×5(艦首下、左右舷側、上部両舷に各1)
Jミサイル[2]発射管×2(両舷)

旧キット ザンジバル

発売は1983年3月、ガンダムIIIめぐりあい宇宙編から1年後。ちょうど落ち着いたころ。
今から20年以上も前の製品ですが、年に数回定期的に再生産・販売(2016年現在)されている旧キット。
第一次ガンプラブームのいきおいに乗って発売されたうちの1つがこの1/2400 ザンジバルです。
1983年の春といえば戦闘メカ・ザブングルのプラモデルも発売されてましたから、またもやお金が追いつかない状態が始まってました。懐かしい思い出です。

ランバ・ラルが実験艦としてこれまた初登場となるグフとともに地球に降り立ったのが最初ですが、ジャブローから出発したホワイトベースを追うシャアが乗艦した艦としてのほうが印象深い艦です。

マゼランやサラミス、ムサイとはスケールが異なる1/2400なので、手のひらサイズのコンパクトなものです。
作り方手順、制作過程をパーツ単位で細かく撮影、掲載いたします。

○完成写真

ブースター(右)は、接着しなければ固定されませんでした。




仮置き。角度間違ってます。 
持ち上げると普通に外れます。




◯ギミック
可動ギミックはありません。
ブースターは着脱可能ではなく、接着するか、外した巡航形態にするかの二択。
車輪(ランディングギア)は、収納もしくは出ている着陸形態のどちらかの二択。


後部の砲塔は接着固定式。動きません。


前部4門のメガ粒子砲は閉じた状態です。
ここを穴開けて棒1本ずつ追加して発射形態にするのが定番改造でした。
今回は時間的都合でしてません。

車輪(ランディングギア)は、収納もしくは出ている着陸形態のどちらかを選択式。

 

○改良点
1・再生産・再販を年に数回のペースで行ってくれている分、だいぶ金型がくたびれてきたのか、胴体部合わせ目にズレが生じるようになってきました。
ズレた部分は段差が激しいのでパテで補修しております。
1/2400ザンジバル 旧キット

2・両サイドにある大型ミサイル、ここの発射穴をふさいでおくのも定番改造で、
これくらいならと今回はやってみました。
1/2400ザンジバル 旧キット



○塗装

ザンジバル 塗装色

胴体の緑は、水性ホビーカラー、H-58機体内部色100% を使いました。
ブースターやコクピット部のカーキ色は、H-81カーキ(そのまんま)で塗りました。

製作開始


写真が小さくてよく見えないときは、
スマホを横にして御覧ください

パーツ一覧

1/2400ザンジバル 旧キット


パーツ一覧ですが、撮影を忘れたので説明書の転載でごめんなさい。。
(パーツ画像はクリックで拡大します)
機体本体部を組み立てる

1/2400ザンジバル 旧キット


貼り合わせる写真をど忘れして申し訳ございません。
胴体は左右にわれたパーツを貼り合わせるようになっています。写真は貼り合わせ後。

合わせ目は全部消す前提ですので、タミヤセメント多いめで接着。
ただし、コクピットあたりは窓もあるので、塗りすぎて窓が変形してしまわないように注意です。

1/2400ザンジバル 旧キット


胴体下部に、強烈なズレが生まれました。
接着剤での合わせ目消しではどうにもならないぐらい。

タミヤパテ、 使用しました。


1/2400ザンジバル 旧キット


後部も接着。

1/2400ザンジバル 旧キット

1/2400ザンジバル 旧キット


天井、フタを閉める感じでくっっけるパーツがあるのですが、
これがズレの極み。

ここも補修が必要でした。

1/2400ザンジバル 旧キット


パテ跡をペーパーがけでならして、段差をなくします。
この段階で下地塗り、サーフェイサーを吹くのが基本なのですが、
スプレーが使えない環境でもあり単なるグレーを筆塗りして、段差やへこみがないかどうかだけ確認しました。

サーフェイサーのほうが細かい凹凸を埋め慣らしてくれる能力があるのでいいんですけどね。
合わせ目消し部分はペーパーがけを320番→1000番→2000番と行った後、ハセガワ・ポリッシングクロスのから拭きで完全にペーパーがけ跡を消してならしました。


スーパーポリッシングクロス (TT23)
合わせ目を消したあとの「ペーパーがけ跡」これを完全に消すために、使っている布です。
この布と出会ってから、無塗装で組み立てる機会が倍に増えました。

1/2400ザンジバル 旧キット


本塗りしました。
本体色は水性ホビーカラー、機体内部色、コクピットのちょっとふくらんだ部分はカーキ、ミサイルのところの赤はモンザレッド。
ここから見えませんが艦橋部(コクピット?)の窓はエナメルカラーの暗めの赤を塗りました。「戦闘配置」なときのあの色想定です。

ここでの注意点は、後ろの方の四角い面積に黒く負塗っている箇所がある点。


なぜここを黒くしたのかは、以降の解説で判明します。

1/2400ザンジバル 旧キット


スミ入れにはコピックマーカー 0.03を使いました。

1/2400ザンジバル 旧キット


巨大なインテーク。貼り合わせて、合わせ目を消します。
縦ラインが何箇所かありますのでそれを合わせ目と同時に消してしまわないように気をつけて。

1/2400ザンジバル 旧キット


塗ります。
外側は本体色と同じ、

そして内側も塗ります。黒で。

1/2400ザンジバル 旧キット


インテークを接着します。

この時点で、前述の、本体に黒塗り部分がある理由、ここはインテークが接着される箇所だと、お分かりいただけたでしょうか。
そう、この部分、スリットの隙間から中がのぞけるんです。
なので、のぞいたとき緑だとちょっとおもちゃっぽいので、真っ黒なほうがよいと。
モビルスーツの装甲裏を黒やグレーで塗る、あれと同じです。

1/2400ザンジバル 旧キット


接着面は細くてちょっと不安定。
しっかりくっつくよう、貼り合わせ面をペーパーがけなどでならしておきました。(これも旧キット作成の際の基本技ですね)

1/2400ザンジバル 旧キット


タミヤセメントのように、「接地面を溶かして融合」する方が最終的には強度が上だと思ってるのでタミヤセメントを使う、はタテマエ、
瞬間接着だと万一接地の際にズレたら手直しがタイヘン、がホンネ

モールドとして活かす合わせ目がいびつなのは、スミ入れでごまかすとしましょう。

1/2400ザンジバル 旧キット


ミサイル発射口です。
ちょっと仮組み。
最終的には接着しますが、左右パーツ番号が異なりますので、注意です。

1/2400ザンジバル 旧キット


左写真にあるように、すきまができてしまいます。しかもつなぎとめ用の差し込み棒がまるみえ。

ここをまるまる埋める目的もかねて、ミサイルを別途作成し取り付けることにします。

1/2400ザンジバル 旧キット


使うのはパテではなく、樹脂粘土です。100均店で売っています。
樹脂粘土の特徴は、まわりにくっつかないこと。
エポキシパテの場合、表面を常に水で濡らしておかないとすぐくっつきますよね。そういう仕様だから。
でも樹脂粘土はそれがありません。

1/2400ザンジバル 旧キット


こめつぶよりちょっとおおきいくらい、を楕円形にしてまるめて、ミサイルの口の中へ押し込みます。

まずは仮組みした状態で樹脂粘土を詰め込み、ある程度の形にしたらくずさないように取り出します。そして自然硬化をまちます。

1/2400ザンジバル 旧キット


完全に硬化したらペーパーがけで形をミサイルっぽく成形し、
瞬間接着剤で固定します。このときズレ注意です。

そして発射口のカバーをかぶせます。まだ接着はしません。仮組みしてミサイルがじゃまになっていないかを確認です。うまくいっていればミサイルが邪魔でかぶせられない、なんてことはないはず。

1/2400ザンジバル 旧キット


大丈夫そうなら、カバーをはずして、ミサイルを塗ります。本体と同じ色。

1/2400ザンジバル 旧キット


カバーを完全接着します。
接着剤のつけすぎに注意。 かといって少なすぎてもすぐ剥がれる。
微妙なさじ加減がいります。
ある程度接着剤を塗ったら、数分ほど風に当てて生乾き状態にして、それからくっっけました。


1/2400ザンジバル 旧キット


ブリッジの窓は赤でぬりました。
エナメルカラーを使い、はみ出た部分を薄め液で消しています。

1/2400ザンジバル 旧キット

1/2400ザンジバル 旧キット


左右の主翼を接着します。
左右対称になるように角度に注意が必要です。
(事前に塗っております。)

1/2400ザンジバル 旧キット


翼の後部先端にある4本の管状のとこ、
ここはバリが付着してることがあります。

が、削るにもパキッと折りそうで神経を使います。

1/2400ザンジバル 旧キット


補助翼。みたいな翼。
よくみるとエッジにパーティングラインがありますので、消しておきます。

1/2400ザンジバル 旧キット


胴体に接着します。
穴が小さい時がありますのでその場合は小型ドリルなどで広げておきます。
接着剤の塗りすぎに注意。はみ出します。

1/2400ザンジバル 旧キット


・・・こんな感じ。

1/2400ザンジバル 旧キット


後部の2門の砲塔。
ピンバイスやリューターを使って、砲口の先端に少しくぼみを付けます。

狙いを定めるのが難しくヘタすると折ってしまいかねないので軽めに。

1/2400ザンジバル 旧キット


砲塔を接着します。
プチ改造としてここに穴を開け、砲塔に芯棒を作って差し込み、回転稼働できるようにする、ていうのが83年当時もありましたが、今回は時間がないため接着固定します。

1/2400ザンジバル 旧キット


垂直翼。左右パーツ番号が違います。似てるので間違えないように気をつけてましたが、形状が似てるので間違ってもなんとかなりそう。

むしろ気をつけるのは角度。
接着してからも、少しずつへたってきますので注意。

1/2400ザンジバル 旧キット


後部砲塔の、砲身稼働の穴(正式名称調査中)には、0.03マーカーで黒く塗りつぶしております。

1/2400ザンジバル 旧キット


後部の4基の推進口。
適当なグレーで塗ります。使ったのはRLM74グレーグリーン。

1/2400ザンジバル 旧キット

1/2400ザンジバル 旧キット


胴体後部の、推進口の差込前に、その周囲を同じグレーで塗っておいて、
それから4基とも接着します。

奥までしっかり差し込んで、均等に並べて、向きがバラバラにならないよう。

1/2400ザンジバル 旧キット

1/2400ザンジバル 旧キット


ランディングギアは、お好みで、降りた状態と、閉まった巡航形態とで選択できます。が、一度きめたら変更は不可。接着致します。

1/2400ザンジバル 旧キット

1/2400ザンジバル 旧キット


前部砲塔も3門、あります。これを差し込み接着します。

パーツが小さすぎるため接着してから塗ることにします。

1/2400ザンジバル 旧キット


ザンジバル、できました。
ブースター を組み立てる

1/2400ザンジバル 旧キット


2つ割れになっているブースター本体部。
合わせ目がズレないよう接着して、合わせ目を消します。

1/2400ザンジバル 旧キット


推進後部を差し込みます。

1/2400ザンジバル 旧キット


ザンジバルと接合される部位も接着。

1/2400ザンジバル 旧キット


この段階で、塗ります。
水性ホビーカラー カーキ色 で塗りました。

1/2400ザンジバル 旧キット


推進口の内壁は黄色で、
奥はエナメルカラーのフラットブラックを、爪楊枝の先端につけてなじませ塗装をしました。

はみ出し対策です。

1/2400ザンジバル 旧キット


次に、6個あるフィンを接着します。これが外れやすく、しっかり接着させるには苦労します。

最終的に瞬間接着剤を使いました。

1/2400ザンジバル 旧キット


水平・垂直の位置合わせには、あっという間に固まる瞬間接着剤は不向きなんですけど仕方ない。

1/2400ザンジバル 旧キット


四角いでっぱりパーツが6個あります。
これも、接着します。

フィン同様、パーツが小さいため接着してから塗ります。

1/2400ザンジバル 旧キット


ブースターの完成です。

ザンジバル本体へ接着するかどうかは、お好みで。


完成
1/2400 ザンジバル 旧キット

デジラマ準備中
 

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