箱写真
完成写真
ランディングギアとかは存在せず、飛行形態としてスタンドにひっかけて飾るか直置きになります。
HGUC グフ、積載できます。
改良点・塗装について
コクピット他をディテールアップ。
コクピット窓はくり抜いて開け、裏面から透明なプラ版をあてて再現。
ミサイル発射口と、推進バーニア口もくり抜き。
ただそれだと前後が貫通して筒抜けなので、本体部に内壁を新設し対応。
これらはそれほど難易度も高くないので83年当時にも行われた定番改良でした。
本体の筆塗り塗装筆塗りによる広い面積の塗装は高確率でスジやムラがでやすい。
それを防ぐ手段として、私がよく使う小技「勝手にディテールライン」
をもちいて塗りました。
適当なディテールラインを創設してマスキングテープを貼り、それを境目にして塗る面積を小分けにしていく方法。
ディテールへのスミ入れは、超極細ペンのコピックマーカー0.02を主に使用。
ハケ付きエナメルカラースミ入れ用 は、ウォッシングという汚し技に使用。
エナメルカラー(上)、コピックマーカー(下)
作成日 2018年6月
カラーガイド
今回はこのガイドの指示通りの色で塗っておりませんのでご了承くださいませ
ちなみに使ったのは機体を水性ホビーカラーのワインレッド。
パーツ一覧 |
パーツ画像はクリックで拡大します |
もともと面積の広い製品なので、比例して箱サイズも大きいです。
しかし中はパーツ数の控えめなシンプル構造。 |
製作開始 |
|
胴体は上と下を挟む手順ですが、胴体は上と下を挟む手順ですが、
このときできる合わせ目は消さずにディテールラインとして活かすことにします。
なので、軽くエッジをペーパーがけして丸くして、いかにもモールドっぽくします。 |
|
上記写真にもある通り、コクピットの窓はくり抜きます。
これは当時も行われた定番改良。
ピンバイスのようなドリル系のもので穴をあけ、そこを入り口にしてヤスリがけで少しずつ穴を広げていきました。 |
|
仕上がったら、この段階で胴体を全塗装します。色は、水性ホビーカラーのワインレッドを使いました。
この色が、ドダイYSのパーツの色とほとんど同じでした。 |
|
ただし広面積なので一気に塗ろうとするとムラのもと。
この場合の対応法として(乾燥に時間をかけるため)ムラになりにくいエナメルカラーにて塗ること、もうひとつが今回のやり方の、区画を勝手に作って部分塗装をしていくこと。
マスキングテープでいかにもそれっぽいところに区切りを作り、一回で塗る面積を狭めました。
そこを塗り終えたらテープを剥がし、次の余白を塗る、というやり方。当然つなぎ目ができてしまうのですがそこはマーカーで線を引きディテールラインとしました。
グフの立ち位置となる箇所はジャーマングレーで塗りました。 |
|
コクピットの中側は、仮に作ったとしてもほとんどみえないのでフタをする程度にして手をぬきます。 で、その前にキャノピーを自作します。
それほど硬くなくまたやわらかくもない透明なプラスチック素材を探し、たまたま別件で購入していた耐震マットのブリスターパックが目的に近かったので使うことにしました。 |
|
ほかには、マウスのブリスターパックなんかも使えると思います。 それを裏面からあてがい、パテで固定した後、次に仕切りを作ります。
この仕切は100均で買った樹脂粘土。エポパテの代用です。樹脂粘土はプラスチック剤に粘着固定してくれないので瞬間接着剤を流し込んで硬化させます。
仕切りは適当なグレーで塗ります。 |
|
フタを閉じます。事前にグレーで塗ってから。 |
|
フタは瞬間接着剤+樹脂粘土で完全に固着させます。 もし完成後にはずれたら直しようがないから。 |
|
これでコクピットは完了です。 |
|
|
コクピット同様、機首部の8門並んでいるミサイルランチャー、ここにも穴を貫通させます。
ピンバイス(手回し小型ドリル)で貫通させて、棒やすりで穴を広げ & 整形していきます。 |
|
穴貫通後、オレンジイエローで塗ります。 |
|
冒頭解説にあったように、このあと後部推進噴射口も穴あけをするのですが、そのままだと前と後ろ両方穴あいてるため組み立てると筒抜けに見えてしまうので、仕切板を追加致します。
適当なプラ版、今回は100均一買ったものを使ってますが適当なサイズに切って、エポキシパテを接着媒体として固定させます。 |
|
そして全面をつや消し黒で塗ります。これでOK。 |
|
胴体下部も塗ります。本体色のワインレッドと、グレー部分はジャーマングレーを使いました。 |
|
組み立てをすすめていきます。 内側からはめ込むパーツをすべて、やり忘れのないよう注意して、貼り付けていきます。
各パーツは組み立ての前に塗装してから。 |
|
この給気口パーツは接着剤だけでは外れそうで不安なのでパテもしくは樹脂粘土+瞬間接着剤でダメ押し固定。 |
|
後部のインテークっぽいデザインの箇所。 かみ合わせまちがえないよう。 |
|
それを差し込みます。 |
|
これもパテでダメ押し固定いたします。 |
|
あとから気づいたのでもう手遅れですが、この半円形穴の奥は、つや消し黒で塗ったほううがよかったかもしれません。 |
|
グフのスタンドポジションになるグレーゾーン。ここへのスミ入れはガンダムマーカーを使いました。 |
|
それぞれの翼パーツも、組み立ての前に塗ります。
主翼は面積が広いので、胴体と同じマスキングして区画を勝手につくってからの部分塗り、でいきました。 写真はまだ未完の状態。 あと数回重ね塗りします。 一回重ね塗りのたびに薄くエナメルカラーを重ねることで、前回塗った塗装面の溶け出しを防いでます。 |
|
垂直翼。 左右の向きを間違えないよう、差し込みます。 やや固く、力いれないと中途で浮いてしまいます。
それでも硬いならいったん外して、翼根元の四角い突起をやすりがけて削ります。 |
|
しっかりおしこめたら、 左右対称の角度になっているよう確認が必要です。
もしどちらかがゆがんでいたら調節が必要なのですがなかなか大変な作業です。根元の四角い突起を削って角度調節、至難の業です。 なのでこの部位はギリギリまで接着しないほうが無難かもしれません。 |
|
水平翼を左右・上下間違いないように気をつけて接着します。 まずは後尾翼から。
組み立てたときに翼が下に角度ついていたら正解で、上を向いていたら間違ってます。
接着剤だけでは頼りなさげなのでパテか樹脂粘土で裏打ちして完全に固定接着させます。 |
|
硬化待ちのときは水平におかず垂直に安置させます。水平だとだんだん翼が重力に負けて下がってきて角度が変わってしまいます。 |
|
主翼も同じ要領で接着。 主翼は膨らみのある面が上です。間違えないよう注意しながら。 |
|
主翼も角度が変わってしまわないよう、垂直に立てて硬化を待ちます。 |
|
今一度組み込み忘れがないか確認後、 胴体を接着します。
このときの合わせ目はラインとして活かすようにしてますので、
接着剤はやや控えめ。 |
|
前部ミサイルランチャーを接着。 ここの接着で、さきほどの上下胴体パーツ接着の弱さをカバーさせる魂胆です。 |
|
後部推進噴射口を組み立てます。 大きな中央の2つの噴射口、ここは穴を開けます。 |
|
後部の噴射口部は黒鉄色を使用、その他はジャーマングレーで塗りました。 バーニアの内側はイエローで塗っております。(下地にエナメルカラーのホワイトを塗ってから。) |
|
補助バーニア8基、黒鉄色で塗ります。そして接着。
|
|
向きがバラバラにならないよう均一に並んでるのを確認。 |
|
後部をはめ込み接着。
|
|
仕切板が効果あり筒抜けは見られません。 |
|
主翼と後尾翼とを連結しているパーツ、ムササビのひだみたいなパーツも塗装後つなぎます。左右間違いに注意。
そして接着剤の塗りすぎに注意、です。 |
完成です 1/144 ド・ダイYS 旧キットプラモデル
この「 1/144 ドダイYS」作り方ページは、なるべく取扱説明書の順に
解説してありますが、効率化とかを考えて順序を変えてあるときもあります。
また、ガンプラの作り方は10人いれば10通りあるように、
この作り方がすべてではありません。
人によっては、この解説の中にも飛ばしていい項目もあれば、
足らない項目もあるはずです。
すべてを鵜呑みにせず、自分に合ったガンプラづくりを目指してください。
|