世間では「機動戦士ガンダムSEED」が放映されたあたりで「ガンプラ120%!」を開設し、初めて掲載したのが、当時発売していたHG・SEED系ガンダムプラモデルではなく、 このFG(ファーストグレード)プラモデル、1/144シャア専用ザクです。
設立当時は私もあまり新しい知識を得ておらなかったもので、昔のやり方そのままにつくっておりお恥ずかしいかぎりではありますが何とぞよろしくお願いします。
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製作にあたって
接着剤による合わせ目消しをせず、昔の技法つまりパテ埋めですべて行っています。
いまとなれば合わせ目消しは接着剤で十分行えるので、無理してここに掲載してある通りパテを使うのは必須ではありません。そのあたりをご考慮いただきたく、一時は閉じたこのページですが「掲載してほしい」のリクエストもあるようなので復活させることになりました。
今回掲載しているのは,HGUCでもMGでもない、FG、ファーストグレードの製品。
色プラでもなければ、接着剤不要でもない、旧キットとHGの中間みたいなプラモデル。
開設第1回目だったこともあり、えらく徹底的に細かい、くどいぐらいの解説をしております。
普通の人がみれば「そんなこと言われなくても知ってる」て言われるようなことも、書いてます。
第1回目なのだから、もっと、HGUCとか、MGのほうが向いてるんじゃないかと思いましたが、
たまたま手元にあったのがFGシャアザクなので、なりゆきでそうなっただけのこと、ご了承願います。
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各パーツは、ニッパーで外します。 はずしたあと、ランナー(枠のこと)がのこらないように、カッターなどで完全に取り去ります。 いきなりパーツギリギリのとこで切ると、負荷がかかりえぐれたり白くなったりするので、二度切りという、大まかに切ってはずしてからこまかくきる、ていうやり方で。 これはザクの太ももにあたる部分。すでに関節が造形されてます。HGやMGではポリキャップを使うためここは別パーツになってたりします。 昔のガンプラはみなこんなやり方でした。 |
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これは、接合面を平らにならす作業。 最近のガンプラは優秀なので接着剤を使わずとも製作できますがFGは接着剤ありきなので、こんなふうに接合面をならすためペーパーの上でこすりつけています。400番くらいのペーパーを使ってます。 |
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それから、FGや旧キットに限ってですが、FGや旧キットはこのでっぱり、これのおかげで接合面が密着せずすきまができてしまうときがあるから、切るときがあります。 そしてこの接合面もペーパーがけして、ならしました。 ただしHGUCではこれのせいで接合が密着しないなんてことはほとんどありません。それだけ技術が上がってる事だと思います。 |
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パーツは裏面処理もします。 黒く塗装するだけですが、これは、ひざから見えるパーツの裏側を、黒くみせるため、です。 内部構造まで赤じゃないだろうから、という想像だけなのですが、黒く塗装しています。 |
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脚のジョイントとなるパーツです。ぬかりなく、黒系の色で塗ってしまいます。 |
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このようにパーツがついているとこ(ゲート)がとくに組み立て時に支障ならないようなら、ランナーに着いている状態で塗ってもOK。 |
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関節っぽい、丸いとこ、ここを適当なグレーで塗装。 適当、とう意味は、FGの製品内に詳細な色設定が記載なかったからです。 HGUCやMGには配合比率まで記載ありますから、それをまねてもよいかと思います。 |
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比較的小さなくぼみへの塗装は、塗料を筆から流し込むような感じで、じわ〜っ、としみこませるように塗装。模型入門書の受け売りです。 |
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パーツの内部に組み込まれる,ジョイントのパーツ(向きに気をつけて)を接着しないではさみこんで、太ももパーツを接着します。 |
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貼り合わせました。 |
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さて、この貼り合わせた境目の線、合わせ目というのですが、これをこれから消します。 この接合によってできた線(合わせ目)は、設定資料にも存在しないし、みてて安っぽく感じるので、ほとんどの方が消しています。 タミヤセメントなどプラスチック専用接着剤は、プラスチックを融解させ結合させるので、はり合わせてからペーパーがけをするだけで、十分消えてくれます。 が、接着剤の「塗り」が足りなかったりなどの原因で接合部が消えていなかった場合、パテで補習してうめるようにします。 |
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このように、マイナスドライバーのような平たいヘラになるようなもので、接合面に沿ってパテを盛っていきます。 盛るというより、スキマにすりこむ、といった感じで。 必要なディテールラインまで埋めてしまわないように注意。です。 |
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完全に硬化したら、320番か400番くらいの耐水ペーパーで、水をつけながら表面を削り、ならしていきます。 |
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これはパテを使用せず接着剤の圧着だけで接合が埋められた時でも同じく行ないます。 けずりすぎないように注意しながら、指で触れてパテのデコボコ感触がない、平らになった、と、感じるくらいまで、ならしをつづけます。 |
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ディテールが埋まった部分は先のとがったものでこそぎおとします。(写真ではスパチュラを使いましたがPカッターなども使用) ならしが終わったら、次に1000番くらいの耐水ペーパーで仕上げの磨きをします。 |
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完了しました。 ほとんどパテが消え去ってみえますが、接合面はきれいに埋まってくれています。 くりかえしますが、 タミヤセメントで十分、この合わせ目消しは行えます。 パテをむりして使う必要はありません。 |
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ひざの部分に、間接部分と同じ黒鉄色を塗ります。 | |
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ひざの塗装が完成した写真です。太ももの塗装はこれでひとまずおいといて、次に足の部分を組み立てます。 |
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先に塗布完了写真をみせますが、このジョイント部分もひざと同じ理由で先にぬらないとあとで手間どるので、先に黒鉄色で塗ってしまいます。 |
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このようにジョイントパーツが邪魔してとても塗りにくいのです。 |
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上から見た図。ジョイントパーツが干渉する部分のみの塗装を施します。 その後、貼り合わせます。 |
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以降、どのパーツも合わせ目消し。 |
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「ボディ塗装はつや消し、もしくは半光沢で行なうこと」 「ホビージャパン」のうけうりです。 モビルスーツやその他ミニチュアのモデルは、光沢で塗装してしまうと、一見金属感があるかのように思いがちですが、いざ仕上がると安っぽいオモチャみたいになってしまうです。 フラッシュのせいで光ってますが、半光沢で塗っています。 |
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足先、足ウラのグレー部分の塗装 塗装は一般に明るい色から順に塗っていきます。 この場合、ボディカラーの赤の方が明るいので先に塗ったわけです。 ぬりおわりましたら、グレーの部分の塗装にとりかかります。 つや消し黒に白を少量ずつまぜあわせながらやや黒に近いグレーを混ぜてつくります。 |
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ここに、次の行程として、脚部の動力パイプを仕上げちゃいます。 まずは、左の写真の、矢印のとこ。 生産上できた (つまりバンダイの工場でしかたなく付いた)、よけいなくぼみがあります。 HGやMGではこのように目立つ場所にはありませんが、 これをパテで埋めてしまいます。 |
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埋めました。 乾燥後、ならしと同時に、パーティングラインと呼ばれる、生産上できる線を消してしまいます。 |
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上のが何もしていないパーツ、下のがパーティングラインを消したパーツ。 |
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パイプの節にスミ入れ(くぼみに黒を塗装)をします。 |
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スミ入れの方法はいろいろあります。 一番やりやすいのは、エナメル系の塗料を使う方法。 塗料の系統がちがうので溶け出すことがないから、はみだしてもあとで消せる。 が、今回は水性カラーのみで仕上げています。 まずつや消し黒を、はみだしてもOKで節に塗ります。 |
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乾燥後、パイプ全体をやすりがけして、はみ出た黒を削って消去してしまいます。 要領はパテ埋め後のならしと同じ。400番でならし、1000番で仕上げます。 |
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パイプを塗装しています。 最近ではこんなやり方しなくなりましたが、 ラインをよけるように塗装してますが、これはあくまで水性ホビーカラーのみで塗装した場合。スミ入れにエナメル系と利用を使う場合は、逆の順序で本体塗装をすませてからスミ入れ。 ちょっと慣れがいるやり方です。 |
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◆ひざ下、ふくらはぎ部を完成させる |
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裏面を黒く塗装。 |
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ひざパーツのこの部分も先に塗装します。 |
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塗装が乾燥したら、説明図をみてどの部分がジョイントされるか確認して接着します。 |
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合わせ目消しも。 |
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もし裏側を黒く塗装してなかったら、中の構造物がピンクで安っぽくみえちゃうんです。 |
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塗装中。 ふくらはぎ部のスラスターは、黒なのですが、とても筆でははみでてしまう。 そんなときはようじの先など尖ったもので塗料を置いていく感じでぬればはみだしにくいです。 |
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もしくは、エナメルカラーを使ってはみ出し前提で塗装し、あとではみでたところを溶剤で消す。これなら黒だけを消せるのでラクです。 | |
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最後に、先ほど作っておいた動力パイプをはめこみ(接着しない)ます。 |
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脚が完成しました。 |
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両脚部と胴体とをつなぐジョイントパーツです。 あらかじめ黒で塗っておきます。 |
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もう片方の脚部を完成させ、写真のように組み立てておきます。 |
つぎは、腕を製作します。
つぎ、 腕部の組み立て》
その他のページ
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